もっと知りたいはにわの世界
古代社会からのメッセージ
- 価格
- 2,200円(税込)
- 刊行
- 2009年04月
- ISBN
- 9784808708542
- Cコード
- 0021
- 判型
- B5
- ページ数
- 80
内容
愛すべき癒しの造形「はにわ」の声に耳を傾け、
古墳時代にタイムスリップしてみませんか?
◆古墳の始まりとともに生まれ、その終焉ととともに姿を消した「はにわ」約300年の歴史を、著者の見解にもとづいてビジュアルにたどります。再現イラストや復元写真も交えて古墳時代の人々の暮らしを生き生きと浮かび上がらせた、画期的入門書です。
◆人や動物のほか家や武具など多彩な埴輪の魅力を味わいながら、その形やしぐさの意味を知ることができます。
目次
はじめに--心踊る、はにわ世界へのいざない
はにわ--古代の息吹を伝える珠玉の造形
序章 埴輪の時代
■古墳とともに300年
◎ひと目でわかる埴輪年表
第1章 埴輪ことはじめ
■100年で忘れ去られた埴輪の意味
■埴輪のルーツはお供え壺
■魂のやかた--形象埴輪あらわる
■死者と生者をつなぐステージ
第2章 埴輪人絵巻
■埴輪劇場の俳優たち
◎埴輪人絵巻をひも解く
■王の儀礼--まつりごとの場面
◎埴輪人のファッション1 被り物
■王者の狩猟
■権威と財力を示す埴輪の列
◎埴輪人のファッション2 ヘアスタイル
◎埴輪人のファッション3 アクセサリー
■権威を示す馬の所有
■邪霊を阻む異形のもの
◎木と石の埴輪たち
◎埴輪人のファッション4 メイクとタトゥー
第3章 終焉に向かう埴輪
■忘れられた約束ごと
■ローカルカラーあらわる
■前方後円墳の終わりとともに
総論 埴輪たちが表すもの--社会の縮図としての人物埴輪
◎埴輪群像の解釈いろいろ
Close Up
●白鳥伝説--白鳥に寄せた古代人の思い
●埴輪にみる古代人の座り方 ●弦をつま弾く女たち
●鶏埴輪は何を語る ●埴輪も遠くへ旅をする
●裾をまくる女 ●埴輪工人の四季
埴輪Q
埴輪の穴はなんのため?
古墳に並ぶ埴輪の数はどのくらい?
埴輪はどんな状態でみつかるの?
古墳メモ
▲古墳の形 ▲宮山古墳 ▲保渡田八幡塚古墳
▲綿貫観音山古墳 ▲今城塚古墳
埴輪の見られる博物館