V&Aの名品でみる

ヨーロッパの宝飾芸術

クレア・フィリップス 著

価格
3,520円(税込)
刊行
2014年03月
ISBN
9784808709679
Cコード
0072
判型
A4
ページ数
176

内容

展示作品だけでも3,500点に上るというV&Aのジュエリー・コレクション。それらを管理する同館のキュレイターが、選りすぐりの作品をおもに宝飾の歴史に沿って紹介しています。用語解説も付き、工芸デザインに関心の高い人だけでなく、初心者にも楽しめます。

“V&A"とは
工芸・デザイン分野で世界最大級のコレクションを誇る英国のヴィクトリア・アンド・アルバート美術館の略称。
質、量ともに傑出したジュエリーの名品を所蔵することでも名高い。 近年、ジュエリー展示室が改装され、同館の新しい見せ場として話題を呼んでおり、ロンドン観光には、ぜひ訪れたいオススメの美術館。

目次

謝辞
はじめに

第一章 ジュエリーの素材


銀、プラチナ
卑金属
ダイヤモンド
色石 タウンゼンド・コレクション
真珠
その他の有機素材
ガラス、エナメル

第二章 デザイン様式の変遷

中世の傑作
ルネサンス期のペンダント
古代に倣う
信仰の表現
グロリアーナ
後期ルネサンスのネックレス
愛のしるし
ボディスの装飾 17世紀
ステュアート朝の宝飾品
新世界から手に入れた富
蝶結び、そしてトゥルー・ラバーズ・ノット 1650-1700年
ペースト 18世紀
流行を彩る装飾小物 シュー・バックルとシャトレーヌ
宝石の花束
宮廷を飾るダイヤモンド
男性用の宝飾品
カット・スティール
センチメンタル・ジュエリー 愛情と追悼の表現
フランス ナポレオン一世とジョゼフィーヌ
ベルリン・アイアン
グランド・ツアーのみやげ物
色彩豊かな宝飾品 1820、1830年代
自然主義 19世紀半ば
ロンドン万博、1851年
考古学様式
ルネサンス・リヴァイヴァル
ジャポニスムとインド趣味
ロケット
ノベルティー―珍奇な素材92
機械が生み出す宝飾品 19世紀
ヴィクトリアン・モーニングを飾るジェット
アメリカ 1870-1900年代
パリとブリュッセルのアール・ヌーヴォー
ルネ・ラリックの宝飾の世界
C.R.アシュビーと手工芸ギルド
エナメルの芸術 1900年頃
メイ・モリスの宝飾品創作
リバティのクムリック・ジュエリー
ヘンリー・ウィルソンとガスキン夫妻
カルティエのティアラ
流行を彩る装飾小物 1900-1930年
アール・デコ
ナウム・スルツキー、アレクサンダー・カルダー 二人の横顔
戦後の十年間 1945-1955年
現代国際宝飾品展 1961年 ゴールドスミスホール
1960年代
1970年代
1980年代
ロイヤル・カレッジ・オブ・アート 客員作家のコレクション
1990年代
2000年代

第三章 製造販売と流通

ホールマーク、意匠登録
宝石店
宝石の来歴をたずねて
宝石箱
この世の虚栄をはなれて

掲載作品一覧
参考文献一覧
索引

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著者プロフィール