ウォーターハウス 夢幻絵画館

川端 康雄 監修・著/加藤 明子 著

価格
2,860円(税込)
刊行
2014年02月
ISBN
9784808709822
Cコード
0071
判型
B5
ページ数
160

内容

ラファエル前派を継承する“正統派"画家ウォーターハウスの傑作選。
神話や伝説を独自の解釈と卓越した技法で絵画化。
ロイヤル・アカデミー(保守派)に籍を置きながら、印象派やラファエル 前派の手法を柔軟に取り入れ、美しくも抑制のきいた抒情世界を作り上げ
19世紀後半から20世紀初頭の英国で人気を博した。
主題や自然主義的描写の傾向からラファエル前派「第三世代」として位置づけられ
近年ラファエル前派の復権とともに脚光を浴びはじめている。

目次

はじめに 寡黙な画家が残した雄弁なカンヴァス

prologue 誕生

chapter1 古代へのあこがれ 1871-1883年
   若手画家としての順風満帆な歩み
 
chapter2 劇的な絵画空間 1884-1890年
   高まる国内外での名声

chapter3 神話と伝説への回帰 1891-1900年
   イタリア滞在を経て主題の転換期へ

chapter4 ヴィクトリア朝の残照のなかで 1901-1917年
   「モダンなラファエル前派」

Searching an Original Style
独自の画風を求めて――1 ウォーターハウスの古典復興
独自の画風を求めて――2 ウォーターハウスの転機――外光派への共鳴
独自の画風を求めて――3 独創性の開花――ラファエル前派「第三世代」の覚醒

Waterhouse Columns
文学と視覚的想像力
ウォーターハウスの描いた女性たち
ウォーターハウスの美しき「通俗性」

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス略年表

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著者プロフィール

川端 康雄 監修・著