歌川国芳 奇と笑いの木版画

府中市美術館 編

価格
2,640円(税込)
刊行
2015年03月
ISBN
9784808710156
Cコード
0072
判型
198×227ミリ
ページ数
212

内容

空前の国芳ブームの火付け役となった、あの府中市美術館の名展覧会図録、待望の書籍化!

■意表をつく発想と大胆な表現、随所に盛り込まれた機知とユーモアなどで近年とみに人気の高い浮世絵師、歌川国芳。その膨大な画業に、「奇」と「笑い」、そして「木版画」という手法に着目して迫った意欲的作品集です。
■本書は府中市美術館で開催された同名の展覧会(会期:2010年3月20日-5月9日)の図録に基づき再編集した書籍です。

目次

「描写」に語らせる画家(金子信久)
1 国芳画業の変遷
2 国芳の筆を楽しむ
3 もうひとつの真骨頂
「国芳」という文化(金子信久)
歌川国芳の「空」(音ゆみ子)
作品をより楽しむために―絵の中の書き入れ

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著者プロフィール

府中市美術館 編

2010年10月、都立府中の森公園内に開館。所蔵品展のほか、江戸絵画から近・現代美術まで、幅広いテーマで展覧会を開催している。恒例の「春の江戸絵画まつり」は今回で21回目。「かわいい江戸絵画」(2013年)、「動物絵画の250年」(2015年)、「リアル 最大の奇抜」(2018年)、「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」(2019年)、「ふつうの系譜 『奇想』があるなら『ふつう』もあります 京の絵画と敦賀コレクション」(2020年/2022年)、「与謝蕪村「ぎこちない」を芸術にした画家」(2021年)、「江戸絵画お絵かき教室」(2023年)、「ほとけの国の美術」(2024年)など、既存の美術史にとらわれない、ユニークな企画で話題を集めている。