香月泰男 凍土の断層 

安井 雄一郎 著

価格
3,520円(税込)
刊行
2017年07月
ISBN
9784808710897
Cコード
0071
判型
B5

内容

戦争の過酷な体験を57点の油彩画に結実。第一回日本芸術大賞を受賞したあの「人類の遺産」が、新たな視点でよみがえる。
反戦プロパガンダとは一線を画した心情の吐露が胸を打つ自筆解説文付き。

●香月泰男と「シベリア・シリーズ」
洋画家香月泰男(かづきやすお)は1911年に山口県に生まれる。東京美術学校を卒業後美術教師として勤務するも、42年に召集され、満州に駐屯。敗戦後シベリアに送られ収容所生活をへて47年に帰国した。その後、応召から帰国に至る苛烈な体験を、74年に亡くなるまでの四半世紀にわたって描き続け、残された大連作「シベリア・シリーズ」57点は、画家の代表作となった。

目次

シベリア回想
応召・大陸への動員 1943・1‐1943・5
旧満州国ハイラル駐屯時代 1943・5‐1945・6
敗戦・シベリアへの移送 1945・8‐1945・11
セーヤ収容所時代 1945・11‐1946・5
チェルノゴルスク収容所時代 1946・6‐1947・4
ダモイ(帰国)・ナホトカ・復員 1947・4‐1947・5
シベリア回想

オンライン書店で購入する

著者プロフィール