吉田博画文集
われ山の美とともにあり
- 価格
- 2,200円(税込)
- 刊行
- 2017年09月
- ISBN
- 9784808710972
- Cコード
- 0071
- 判型
- B5変型
- ページ数
- 128
内容
近代風景画の巨匠・吉田博は、山岳画家とも呼ばれ、自ら高山に登り、全身で感じた山の美を描いた。その山の絵の傑作を、版画・油彩画を中心に厳選し、画家自身が山の魅力について語った言葉とともに掲載。絵と文章から、100年前の登山事情も知ることができる。
日本の山ならではの断崖や渓谷、裾野や森林の美しさを繊細に表現する一方、外国の山の荘厳な雄大さも描き出す。その圧倒的な臨場感が、読者を崇高な高山美の世界へ誘ってくれる。
目次
はじめに
第一章 日本の山々
高山美の感得/展望美/裾野美/断崖美及び湖水/高原美/
山巓美/日本アルプス縦走/誦名瀧/南アルプス/
アルプス以外の山々/富士雑話/山の先輩
第二章 外国の名山
<ロッキー>グランド・キャニオンの壮観/
ヨセミテ・バレーの数日/カナダ寄りの風趣
<アルプス>高山に配された湖水美/美峰ユングフラウ/
マッターホルンの険/伊太利領の美観
<ヒマラヤ>印度平野に連なる大平原/麓の町ダージリン
第三章 山の心得
山の天候/登山の携帯品/山の歩き方/
山の宿泊/愛惜のテント/山岳道徳
[コラム]心を打つ吉田博の「山」の絵/山の美を描くために
略年譜