もっと知りたいやきもの
- 価格
- 2,200円(税込)
- 刊行
- 2020年10月
- ISBN
- 9784808711801
- Cコード
- 0072
- 判型
- B5
- ページ数
- 80
内容
絵画に比べて、鑑賞のポイントがわかりづらいといわれるやきもの。長年やきもの展を企画担当してきた著者が、縄文から近代までの主要な名品を辿りながら、暮らしに一番近い芸術、やきものの見どころと味わい方を平易に解説します。
目次
はじめに
見ることの構造、知るための整理ーやきもの鑑賞の手引き
第一部 やきもの日本史ー縄文から近代まで
1 縄文・弥生・古墳時代
2 奈良・平安時代
3 鎌倉・室町時代
4 桃山時代
5 江戸時代
6 近代
第二部 やきもの文化とは何かー身体・精神・言葉・季節
1 「きよしとみゆるもの」とかわらけ
2 和漢
3 不定形の美しさ
4 負の要素が美となる
5 生命のやきもの
6 言葉とやきものー隠す・遊ぶ・豊かにする
7 旧暦の季節とやきもの
8 ファッションとやきもの
9 世界を駆ける伝言ゲーム
名称・技法・年表・地図で知るやきもの基礎知識
掲載作品一覧/やきものをもっと知るためのブックガイド
著者プロフィール
ドイツ・エアランゲン生まれ。慶應義塾大学大学院後期博士課程単位取得満期退学。出光美術館学芸員を経て独立し、執筆・企画・講座を行う。慶應義塾大学非常勤講師。板谷波山展、京焼展、古唐津展、色絵展、染付展ほか、陶磁展覧会の企画多数。詩人としても活動し、第33回現代詩手帖賞を受賞。ストルガ国際詩祭などに招聘参加、詩は数カ国語に翻訳されている。主な著書に美術書『かわいいやきもの』(東京美術、2016)、詩集『蜜の根のひびくかぎりに』(思潮社、2008)、日英2カ国語詩集『蝶』(思潮社、2020)ほか。