ビアズリー怪奇幻想名品集 増補改訂版

冨田章 著

価格
2,640円(税込)
刊行
2021年03月
ISBN
9784808712044
Cコード
0071
判型
B5
ページ数
192

内容

世紀末の鬼才、ビアズリーの傑作を厳選した画集に、待望の増補改訂版が遂に刊行!
約50点の作品が追加され、ビアズリーが同時代や後世に与えた影響を考察する解説も加わりますます充実。世界中の芸術家たちの美意識に一撃を加えたビアズリー・インパクトが蘇る。

目次

ビアズリーの生涯
1初期作品と『アーサー王の死』
2『サロメ』の衝撃
ビアズリー芸術の特質
3『イエロー・ブック』から『サヴォイ』へ
ビアズリーと同時代芸術
4円熟の時代から終焉へ
ビアズリーと日本
ビアズリー略年譜
作品リスト

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著者プロフィール

冨田章 著

1958年生まれ。慶應義塾大学文学部卒。成城大学大学院文学研究科修了。財団法人そごう美術館、サントリーミュージアム[天保山]を経て、現在、東京ステーションギャラリー館長。これまで「ロートレック展 パリ、美しい時代を生きて」「巨匠ピカソ 魂のポートレート」「エミール・クラウスとベルギーの印象派」「シャガール 三次元の世界」「メスキータ」などの展覧会に関わる。主要論文に「1887年の〈二十人会〉におけるジョルジュ・スーラ ベルギー新印象派に関する考察」(1991年)、「スーラの自画像」(2011年)など。著書に『偽装された自画像 画家はこうして嘘をつく』(祥伝社、2014年)、『代表作でわかる 印象派BOX』(講談社、2018年)、『ビアズリー怪奇幻想名品集』(東京美術、2021年増補改訂版)、『ゴッホ作品集』(東京美術、2021年)、共著に『魅惑のベルギー美術』(神戸新聞社出版局、2013年)、『初老耽美派 よろめき美術鑑賞術』(毎日新聞出版、2019年)、訳書にアラン・ボウネス著『ゴーガン』(西村書店、1994年)、アリックス・パレ著『魔女絵の物語』(グラフィック社、2023年)などがある。