牧野富太郎選集4 随筆草木志

牧野富太郎 著

価格
1,980円(税込)
刊行
2023年03月
ISBN
9784808712747
Cコード
0045
判型
46
ページ数
300

内容

「蓮根と呼んで食用に供する部分は、これは決して根ではありません」。人生を植物研究に捧げた牧野富太郎博士。ユーモアたっぷりに植物のすべてを語りつくしたエッセイ集を装いも新たに復刊(全5巻)。第4巻では大根やキャベツなど食べられる植物が登場。

目次

植物随想 Ⅰ
 花壇の花
 わが植物園の植物
 日本産つつじ並びにしゃくなげの類
 箱根の植物
 山草の分布
 山草の採集
 富士登山と植物
 高山植物
 夏の植物
 「南葵」とは本字当て字の組合せ
 大根一家言
 蓮の話
 菘とはどんな菜か
 わが邦キャベツについての名の変遷
 馬鈴薯の名称を放逐すべし
 蔓なしサツマイモ
 農家の懐ぐあいで甘藷が変わった
 『大言海』のいんげんまめ
 東で人参、西でマンドラゴラ
 竹の花
 茉莉花
 タイサンボクは大盞木である
 オリーブは橄欖であるのか
 八角茴香とシキミ
 支那の玫瑰とその学名
 ハマナスかハマナシか
 紀州植物に触れてみる
 ススキ談義
 菊

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著者プロフィール

牧野富太郎 著

1862年、土佐(現高知県)生まれ。江戸、明治、大正、昭和と一生涯を植物に捧げた植物学者。裕福な商家に生まれ、子供の頃から植物に親しんだ。学歴はなくとも東京大学の植物学教室への出入りを許され、同大助手、講師を務めながら研究を進めた。新種発表、50万点ともいわれる標本の採集、『植物学雑誌』『日本植物志図篇』『牧野日本植物図鑑』の刊行など、数多くの功績をのこした。