ほとけの国の美術
- 価格
- 3,080円(税込)
- 刊行
- 2024年03月
- ISBN
- 9784808712952
- Cコード
- 0071
- 判型
- A4変形
- ページ数
- 240
内容
江戸時代の画家たちの制作の根底にあった「仏教」を切り口に、江戸の絵画を中心に近世以前の仏教美術の優品まで、「ほとけの国」で生まれた、美しく、アイディアに溢れた作品約120点を、多角的、かつユニークな視点から紹介。府中市美術館で開催される同名展覧会の公式図録兼書籍。
目次
一章 浄土と地獄
浄土に生まれ変わる方法
現世の光
六道の輪廻とは?
照円寺《地獄極楽図》と『絵入り往生要集』
八大地獄とは
二章 禅が教えてくれること
三章 古典美としての仏画
四章 ほとけの国の人気キャラ
寒山拾得/豊干禅師/鬼/お不動さん/音さま/羅漢さん/布袋さま/大仏さま/お竹大日
五章 円空の仏像
六章 涅槃図と動物絵画の時代
著者プロフィール
2010年10月、都立府中の森公園内に開館。所蔵品展のほか、江戸絵画から近・現代美術まで、幅広いテーマで展覧会を開催している。恒例の「春の江戸絵画まつり」は今回で21回目。「かわいい江戸絵画」(2013年)、「動物絵画の250年」(2015年)、「リアル 最大の奇抜」(2018年)、「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」(2019年)、「ふつうの系譜 『奇想』があるなら『ふつう』もあります 京の絵画と敦賀コレクション」(2020年/2022年)、「与謝蕪村「ぎこちない」を芸術にした画家」(2021年)、「江戸絵画お絵かき教室」(2023年)、「ほとけの国の美術」(2024年)など、既存の美術史にとらわれない、ユニークな企画で話題を集めている。