近刊

ルノワール作品集

大橋菜都子 著

価格
3,520円(税込)
刊行
2025年05月
ISBN
9784808713218
Cコード
0071
判型
A4
ページ数
192

内容

「幸福の画家」と称されるルノワール。華やかなパリの近代生活や親しい人々が集う穏やかな日常、魅力的な女性たちや牧歌的な情景を柔らかく美しい色調で描き上げた。印象派の一言では括りきれない画風の変遷を辿りながら、価値観が大きく変わりゆく時代の中で、生きる歓びを描き続けた彼の今なお人々を魅了する本質に迫る。

目次

はじめに
1.1861-1873年 サロンでの入選をめざして
2.1874-1877年 印象派展の時代
3.1878-1883年 新たな表現を求めて
4.1884-1887年 古典と装飾への関心
5.1888-1900年 評価の確立
6.1901-1909年 カーニュとエッソワ 親しき人びと
7.1910-1919年 アルカディアを描く

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著者プロフィール

大橋菜都子 著

東京都美術館学芸員。国際基督教大学教養学部卒業、一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了。2011年から現職。専門はフランス近代美術。「プーシキン美術館展 旅するフランス風景画」(2018年)、「コートールド美術館展 魅惑の印象派」(2019年)、「伊庭靖子展 まなざしのあわい」(2019年)、「ゴッホ展 響あう魂 ヘレーネとフィンセント」(2021年)、「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」(2024年)、「大地に耳をすます 気配と手ざわり」(2024年)などを担当。著書に『アメリカ印象派 摩天楼・大自然・新しい女性』(東京美術)がある。