青春20世紀美術講座

激動の世界史が生んだ冒険をめぐる15のレッスン

新見 隆 著

価格
2,530円(税込)
刊行
2022年11月
ISBN
9784808712365
Cコード
0071
判型
ページ数
240

内容

「20世紀美術」は、産業革命ののち、「近代」が定着するとともに露呈したさまざまな問題に直面する中生まれました。芸術家は、「青春」をかけて芸術と社会の問題に取り組み、苦闘の中から前例のない作品を生み出したのです。一方「近代化」の影響は、地球環境問題やコロナ禍などに直面する現代へつながり、人々を苦悩へと引き込みます。解くのが容易ではない山積みの問題を前にした現代の我々は、どうしたらよいのか? 本書では20世紀美術を生み出した芸術家達の苦闘の中にその問いへの答えを探り、現代を生き抜くためのヒントを見出します。

お詫びと訂正


※180ページ掲載、図12-2の天地を逆にして掲載してしまいました。正しくは以下の通りとなります。お詫びの上、訂正いたします。



※図 12‒2|牛腸茂雄《扉をあけると 1》(全12点のうち) 1972‒77 年 インク、紙 新潟市美術館蔵

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著者プロフィール

新見 隆 著

1958年広島県尾道市生まれ。武蔵野美術大学教授。2014年から、2019年3月まで大分県立美術館館長。イサム・ノグチ庭園美術館学芸顧問。「イサム・ノグチと北大路魯山人」(セゾン美術館ほか、1996年)、「20世紀の総合芸術家イサム・ノグチ―彫刻から身体・庭へ」(大分県立美術館ほか、2017〜18)ほか、展覧会企画多数。主著に『モダニズムの建築・庭園を巡る断章』(淡交社、2000)、『キュレーターの極上芸術案内』(武蔵野美術大学出版局、2015)『イサム・ノグチ―庭の芸術への旅』(武蔵野美術大学出版局、2018)がある。