新刊
もっと知りたい蔦屋重三郎
- 価格
- 2,200円(税込)
- 刊行
- 2024年12月
- ISBN
- 9784808713157
- Cコード
- 0071
- 判型
- B5
- ページ数
- 80
内容
錦絵の黄金期に歌麿・写楽というスター絵師を世に送り出した蔦屋重三郎。ほかの版元とひと味違うのは、ただ採算を合わせるだけでなく当然のように「美しさ」を求めたこと。オールカラーの錦絵・版本の図版とよくわかる解説でその美学に迫る!
目次
はじめに
1.誕生~吉原時代 吉原と錦絵出版界を結ぶ
2.日本橋への進出以後 洒落本、黄表紙、天明狂歌の時代
3.出版統制令 歌麿の活躍
4.写楽から晩年
終章.蔦屋重三郎の死 亡き後の耕書堂
著者プロフィール
東京都生まれ。学習院大学人文科学研究科博士前期課程修了。永青文庫学芸員を経て千葉市美術館の開設に準備室段階から関わり、2024年3月まで千葉市美術館副館長を務めた。鈴木春信を中心に浮世絵の研究に携わる。2008年「鳥居清長」展図録で第一回國華賞展覧会図録賞(共同受賞)、2018年第34回國華賞、2024年「鳥文斎栄之」展図録で第36回國華賞図録賞(共同受賞)。主な著書に『浮世絵の歴史』(共著、美術出版社)、『鈴木春信』『もっと知りたい浮世絵』『もっと知りたい喜多川歌麿』(以上、東京美術)など。